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QLFO

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QLFOは、LFO(LowFrequencyOscillator)のモジュールで、その低い周波数のサイン波によって、他の信号に何らかの変調を掛けることを念頭に設計していますが、それに限らず、基本的なサイン波のVCOとしても使えるように考えられています。

Qが意味するもの

QLFOのQは、QuadのQで4つのサイン波出力端子が装備されています。"OUTS"セクションの"SIN 0°"出力に対して、位相が90度ずれた"COSIN 90°"出力、更に位相が90度ずれた"INV/SIN 180°"出力、そしてまた位相が90度ずれた"INV/COSIN 270°"出力の4つです

QLFOは、これらを同時に出力します。

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このように、90度ずつ位相がすれたサイン波がもたらすメリットは、当社のDUAL STATE VARIABLE VCFVC DUAL DELAYのような、ステレオ音像を構成するモジュールで効果を発揮します。(他社のステレオ仕様のモジュールでも、きっとそうだと思いますが)

​より、空間の広い音像が得られ、独特な雰囲気を醸し出すことが出来るでしょう。

更には、こんな使い方にも応用出来ます。

"SIN 0°"出力に対して、"COSIN 90°"などの他の出力でモジュレーションを掛け、新しい波形のVCOとして使う方法です。

例えば、"COSIN 90°"出力を"RATE CV"端子に接続するだけです。それを"1V/OCT"端子に入力するCV信号で制御すれば、これで1つのVCOモジュールとして、最低限機能します。

広範囲な周波数に対応

オシレーターの周波数は、"RATE"ノブもしくは、"CV"セクションの"RATE CV"端子に入力するCV信号で変えることが出来ます。

また、広範囲な周波数に対応するために、周波数(LFO的にはスピード)の範囲を"SLOW"/"MID"/"FAST"の3段階で選択するスイッチを装備しています。このスイッチで切り替えながら出力できる周波数の範囲は約1Hz~20kHzまでで、LFOとしての周波数範囲からオーディオ信号としての可聴周波数範囲までをカバーしています。

"SLOW"/"MID"/"FAST"の3段階の各々が、2~3オクターブずつの周波数範囲をカバーして、それらが互いにオーバーラップしているので、シームレスな切り替えが可能です。

また、"RATE CV"端子に入力するCV信号で周波数(スピード)をコントロールする場合も、2~3オクターブの範囲に対して優れたトラッキング性能を持ち、入力するCV信号を"DEPTH"ノブで調整すれば、適切な周波数範囲で制御することも可能です。

​⇒詳細はユーザーズ・マニュアルをご参照ください。

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